サン都市計画社長・森口公晴のブログ

米国の利上げについて

ドル本位の世の中でドルのゼロ金利は世界中で無尽蔵な通貨の発行を可能にしました。
今後、新興国で公表値以上に膨大な通貨を発行してきたことが次々と明るみに出てきそうです。例えば中国の理財商品は500兆円以上が破綻に瀕していますが、中国政府はアンダーマネーで救済しているものと思われます。
米国の利上げは世界の金融秩序維持のために必要という考え方です。
今後米国が利上げを行えばドルは米国に還流し、他国の貨幣価値は相対的に低下します。ドル準備に乏しく、通貨を大量に発行してきた国ほど貨幣価値は暴落しインフレと不況(恐慌)に見舞われる恐れがあります。
リーマンショックの際にサブプライムやCDSという仮想金融商品が蔓延し問題になりましたが、当時はFRBやECBが破綻企業や公社を救済し、なんとか金融秩序は維持されました。今後ギリシャのような国家単位の破綻が続出した場合、ドルの無償貸し出しによって救済することになるのでしょうか?中国、ロシア、ブラジル、アルゼンチンは?その後国際的な通貨の監視体制が構築されることになるのでしょうか?
新興国を中心とした利上げを阻止しようとする勢力とドル本位による金融秩序の維持を死守しようとする米国とのせめぎあいの中で9/16、17FOMCイエレン議長による利上げが発表される可能性があります。利上げが先送りされた場合、今後二度と利上げの機会は訪れないのでしょうか。2015.9.5

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