サン都市計画社長・森口公晴のブログ

新年明けましておめでとうございます。

昨年中はサン建設、サン都市計画共に多大なるご厚情を賜り厚くお礼申し上げます。

2016年を振り返りますと、世界は分裂と無関心の度を深めてきました。ISをはじめイスラム世界の紛争、それに伴う大量の難民、イギリスのEU離脱、アメリカ大統領選における民主・共和党の対立。タブーはタブーでなくなり、慈悲は無関心に取って代わりつつあります。

日本は唯一の被爆国であることによって、日米安保条約の下、戦後70年全力で経済活動を行うことを許されてきました。結果的に経済は復興しても、国家として自立していないため、未だ戦後が終わっていない感じです。日本の国会やマスコミは今そこにある危機に対して無関心を決め込み、周回遅れの議論を戦わしておりますが、憲法第9条(戦争に参加しなくていい権利)もその有効期限は切れようとしています。日本の経済力、国力が衰えてきたとき、東アジアは地政学的にどのようにリバランスされるのでしょうか。

心配してもキリがありませんが、私は世界中の分裂と無関心の根本原因は格差、労働分配率の低下にあると思っています。格差を助長するような会計基準や税制を放置してきた各国当局の責任は重いと思います。

さて、日本経済に目を向けると、2017年は金利が底を打ち、緩やかにインフレに向かうと思います。国民所得も全体として多少なりとも上向くことにより、不動産も昨年の低迷期よりは動きが活発になるのではないでしょうか。世界的には新たな戦争が起きないことを切に願って新年のご挨拶とさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社サン建設
株式会社サン都市計画
代表取締役森口公晴

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